現場紹介です。
断熱材を張り終わったので、気密検査を行いました。写真のような不思議な形の機械で、建物の中を負圧にして気密測定を行います。隙間相当面積であるC値は、0.4でした。この数字は、気密住宅に関わる人なら、理解できますが、いい数字です。この検査は、客観的に、気密の施工精度を証明できるし、現場で仕事をする職人の意識を高めます。巷には、気密検査も行わないのに、高気密住宅を謳っているメーカーや工務店が多くります。気密住宅を謳うことと、気密検査はセットでない意味がありません。
気密検査をするときは、換気口などは目張りして行います。だったら、通常は換気口が開いているので、意味がないような気がしますが、気密度が高いことにより、換気効率が上がります。穴の開いた風船を膨らませるより、穴のない風船の方が早く膨らむのと同じ論理です。この気密性により、空調で作った部屋の温度を長く維持させることができます。